Shopifyで会員登録者を増やす方法|ログイン導線・必須化・特典の3施策

会員登録者数を増やす3つの方法(ログイン導線・必須化・特典)を示す図

結論: 新しいお客様アカウントで会員登録者数を増やすには、①会員登録フォームへの入口を増やす、②購入手続きの前に会員登録を必須にする、③登録の特典をポップアップで案内する、の3つを組み合わせます。①と②はテーマへの要素とクラスの追加、③はHowdyの管理画面でのポップアップの文言の設定で行います。

新しいお客様アカウントでは、会員登録をしなくても商品の閲覧や一部の購入ができるため、何もしなければ会員登録は自然には増えません。登録フォームへの入口を増やす、登録を条件にする、登録の特典を示すという3つの働きかけのうち、ストアの状況に合わせて使う方法を選びます。

この記事の要点

  • 画面右上の標準のログインマークに加え、テーマの任意の場所に会員登録フォームを開くボタンやリンクを置ける
  • 独自ボタンには howdy-register-original-trigger-btn というクラスを付けると、会員登録フォームへ自動でリンクする
  • カートと商品詳細ページのボタンに未ログイン者専用のクラスを追加すると、購入手続きの前に会員登録フォームが開く
  • 表示タイミングが「ログイン前」のとき、会員登録のポップアップに「ポップアップタイトル」「ポップアップ説明」「ポップアップヘルプテキスト」の文言を追加できる
  • 会員登録を必須にするときはチェックアウト画面のログインリンクを非表示にでき、非表示にするとストアのヘッダーのログインリンクも消えるため、howdy-register-original-trigger-btn クラスを付けた独自のログインリンクを作る
  • 氏名が登録済みの既存のお客様は、独自ボタンや必須化の対象にはならず、通常のログイン画面が表示される
  • 取得した顧客メタフィールドは、データ型が日付と時刻・数字・テキスト・trueまたはfalseなら、顧客セグメントの条件に使える

会員登録フォームへの入口を増やすには、どうしますか?

標準では、画面右上のログインマークを押すと会員登録フォームのポップアップが開きます(表示タイミングが「ログイン前」の場合)。ほかの場所に会員登録フォームを開くボタンやリンクを置くには、テーマに追加した要素に howdy-register-original-trigger-btn クラスを付けます。

Howdyのアプリ設定の「テーマの適応」からテーマのカスタマイズ画面に移動し、埋め込みアプリ(アプリブロック)を有効にして保存すると、画面右上のログインマークを押したときに会員登録フォームのポップアップが開きます。Howdyは2026年9月8日時点ですべてのテーマに対応しています。アプリブロックを有効にしてもポップアップが開かない場合は、Howdyヘルプ「非対応のテーマにHowdy新規会員登録アプリを設置する方法」の手順で、パソコンとスマートフォンのログインボタンにクラスを追記します。

ほかの場所にボタンやリンクを置く手順は次のとおりです。

  1. アプリブロックを有効にしたうえで、文字やログインアイコンを入れた要素(ボタンやテキストリンク)をテーマに追加する
  2. 追加した要素に howdy-register-original-trigger-btn クラスを付ける(例: <a class="howdy-register-original-trigger-btn">会員登録/ログイン</a>)

クラスを付けた要素は、会員登録フォームに自動でリンクされます。Howdyヘルプでは、コード編集の前に、いつでも元の状態に戻せるようにテーマのコピーを取るよう案内されています。複製したテーマで試す手順はShopifyで会員登録フォームを本番環境に影響させず試す方法|テーマ複製と開発ストアに、テーマへの基本の埋め込み手順は新しいお客様アカウントに会員登録フォームを設置する手順(Howdy)にまとめています。

入口 作る場所 必要な作業
標準のログインマーク 画面右上 アプリブロックを有効にして保存する
独自のボタン・テキストリンク テーマの任意の場所 テーマに要素を追加し howdy-register-original-trigger-btn クラスを付ける

出典: Howdyヘルプ「②【初期設定】テーマにフォームを埋め込む」/「チェックアウト画面のログインリンクにフォームへの導線を付ける事はできますか?」/「非対応のテーマにHowdy新規会員登録アプリを設置する方法」/「Q&A」

購入手続きの前に会員登録を必須にすると、登録者数は増えますか?

増えます。チェックアウトへ進むボタンに、未ログインの人にだけ反応するクラスを追加すると、登録を済ませない限り購入手続きに進めなくなり、入口を増やす方法より確実に登録者数を増やせます。

対象になるボタンは次の4か所です。

ボタン 場所
ご購入手続きへ カートページ
ご購入手続きへ カートドロワー
今すぐ購入 商品詳細ページ
その他チェックアウトページへ移動するボタン テーマ内の各所

設定の流れは次のとおりです。

  1. 「オンラインストア」→「テーマをカスタマイズ」でアプリブロックを有効にして保存する
  2. 対象のボタンに、お客様がログインしていない場合にだけ指定のクラスが付くよう、テーマのコードを条件分岐で修正する
  3. コード編集の前にテーマを複製しておき、公開中のテーマに影響させずに確認する

Horizonテーマには実装例が用意されており、ほかのテーマを使っている場合も同じ条件分岐の考え方でコードを修正します。

条件分岐を加えても、ボタンの文言やデザインは変わりません。未ログインの状態でボタンを押した場合だけ、遷移先が会員登録フォームに変わります。対象のボタンへのコードの具体的な書き方はShopifyで購入前に会員登録を必須にする設定(Howdy)にまとめています。チェックアウト画面のログインボタンは現状対応していません。チェックアウト画面のログインリンクを非表示にすると、ストアヘッダーのログインリンクも消えてしまうため、会員登録を必須にしてチェックアウト画面のログインリンクを非表示にした場合は、ストア側に howdy-register-original-trigger-btn クラスを付けた独自のログインボタンを別に作ります。チェックアウト画面に表示できるアプリ独自のログインボタンは、将来的に調整される予定です。この独自ボタンは、入口を増やす方法で使うボタンと同じ howdy-register-original-trigger-btn クラスで作るため、別々に覚える必要はありません。

必須化は登録者数を確実に増やす一方、登録の手間を理由に購入そのものをやめるお客様が出る可能性もあります。会員限定の販売や、顧客情報を一元管理したいストアに向いている方法です。

出典: Howdyヘルプ「購入前に必ず会員情報を取得する方法」、Howdyヘルプ Q&A「チェックアウト画面のログインリンクにフォームへの導線を付ける事はできますか?」

会員登録の特典は、どこで案内しますか?

表示タイミングが「ログイン前」のとき、会員登録時に表示されるポップアップに文言を追加できます。Howdyの管理画面から「ポップアップタイトル」「ポップアップ説明」「ポップアップヘルプテキスト」の3項目を入力し、それぞれポップアップ内の決まった場所に表示します。

割引コードは、Shopify管理画面の「ディスカウント」ページで作成し、作成後の管理・更新も同じページで行います。作成できる割引コードは、金額割引、定率割引、「Xを購入するとYをプレゼント」割引、無料配送の4種類です。

ディスカウントの利用対象は「すべてのお客様」「特定のお客様」「顧客セグメント」「マーケット」から選べます。顧客セグメントは、1つのディスカウントにつき、自動ディスカウントで最大5つ、ディスカウントコードで最大100個まで設定できます。顧客セグメントを使った割引の設定例は、会員登録で取得した誕生日・住所・同意情報の活用例7つの誕生月クーポンにまとめています。

出典: Howdyヘルプ「会員登録ポップアップに文字を追加する方法」/Shopifyヘルプセンター「ディスカウント」/「ディスカウントの管理と編集」

入口を増やす方法や必須化は、既存のお客様にも影響しますか?

ほとんど影響しません。入力したメールアドレスに紐づく顧客情報に「氏名」が入っていれば既存のお客様と判断され、会員登録フォームを出さずにログインする流れになります。

氏名が入っていない既存のお客様には、ログインのときに会員登録フォームが表示されます。新規のお客様と同じ判定方法のため、独自ボタンや必須化の設定自体で、既存と新規の表示を区別することはできません。独自ボタンを押した既存のお客様には、会員登録フォームではなく通常のログイン画面が表示されます。会員登録済みのお客様からも追加の項目を集めたい場合は、判定方法を顧客タグ方式に切り替えます。切り替えると、タグのないお客様(既存・新規を問わず)に会員登録フォームが表示され、完了後にタグが付与されます。設定手順はShopifyで既存のお客様から追加情報を集める設定方法|顧客タグでの新規会員判定にまとめています。

出典: Howdyヘルプ「新規会員判定を使用して、既存の顧客にもログインフォームを出す方法」

増えた会員登録者のデータは、その後どう使えますか?

会員登録フォームで取得した顧客メタフィールドは、データ型が日付と時刻・数字・テキスト・trueまたはfalseであれば、顧客セグメントのフィルターに使えます。作ったセグメントは、ディスカウントの利用対象やメールの宛先に指定できます。

Howdyヘルプでは、誕生日を取得して、Shopify Flowで誕生月の顧客タグを自動で付ける方法と、誕生月のセグメントを作ってクーポンを送る方法を案内しています。クーポンの手順は、metafields.custom.birth_month = '7月' のような条件でセグメントを作り、ディスカウントの利用対象で「顧客セグメント」を選び、Shopify Messagingのメールの宛先にそのセグメントを選ぶ流れです。Howdyのプロフィールページのブロックを使うと、お客様はマイページで顧客メタフィールドの値を表示・編集できます。

活用例は会員登録で取得した誕生日・住所・同意情報の活用例7つに、会員ランクの表示例は会員ランクを新しいお客様アカウントのマイページに表示する方法に、会社名や部署名を取得する設定はShopifyで法人のお客様の会社情報を会員登録時に取得する方法|顧客メタフィールドにまとめています。

出典: Shopifyヘルプ「メタフィールドに基づく顧客セグメントフィルター」/Howdyヘルプ「①【事前準備】顧客メタフィールドの設定方法」/「誕生月を取得して誕生日割引クーポンを発行する方法」/「④【初期設定】プロフィールページ」

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よくある質問

Q. 会員登録フォームへの入口を増やすには、どうしますか?A. 画面右上の標準のログインマークに加えて、文字やログインアイコンを入れた要素をテーマに追加します。その要素に howdy-register-original-trigger-btn クラスを付けると、会員登録フォームへ自動でリンクします。
Q. 購入手続きの前に会員登録を必須にすると、登録者数は増えますか?A. 増えます。カート・カートドロワーの「ご購入手続きへ」ボタンと商品詳細ページの「今すぐ購入」ボタンに、未ログインのお客様にだけ適用されるクラスを追加すると、購入前に会員登録フォームが開き、登録しないと購入手続きに進めなくなります。
Q. 会員登録の特典は、どこで案内しますか?A. 会員登録のポップアップの文言で案内できます。表示タイミングが「ログイン前」のとき、Howdyの管理画面で「ポップアップタイトル」「ポップアップ説明」「ポップアップヘルプテキスト」の3項目に文言を追加できます。割引コードは「ディスカウント」で作成します。
Q. チェックアウト画面のログインリンクから会員登録フォームを開けますか?A. 開けません。チェックアウト画面のログインボタンには現状対応していません。会員登録を必須にする場合はチェックアウト画面のログインリンクを非表示にでき、そのときはヘッダーのリンクも消えるため、独自のログインリンクを作ります。

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会員登録フォームへの入口の増やし方から、購入手続きの前に会員登録を必須にする実装、特典の案内文の作り方、既存のお客様への影響の確認までご相談いただけます。顧客メタフィールドの作成、会員登録フォームの項目設定、プロフィールページのブロック配置は、Howdyの専任チームが無料で代行します。

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