結論: Howdyの会員登録フォームでお客様の誕生月を顧客メタフィールドとして取得し、その値を条件にした顧客セグメントを作成すると、ディスカウントコードの利用資格をそのセグメントに限定できます。セグメントに入っているお客様だけが使えるクーポンコードができるため、誕生月ごとに対象のお客様を1人ずつ指定する作業が要りません。作成したクーポンコードは、Shopify純正アプリ「Shopify Messaging」のテンプレートから対象のセグメントへ送付します。
Howdyは、Shopifyの新しいお客様アカウントに会員登録フォームを追加するアプリです。誕生月や誕生日は、Shopify標準の項目にはないため、顧客メタフィールドとして保存場所を作成し、会員登録フォームのカスタム項目で取得します。取得した値は、Shopifyの顧客セグメントとディスカウントの機能にそのままつながり、追加のアプリの導入やコードの編集は必要ありません。
この記事の手順を終えると、誕生月ごとに分けた顧客セグメントと、そのセグメントだけが使えるディスカウントコードを作成し、Shopify Messagingで配信できるようになります。7月生まれのお客様だけに10%オフのクーポンを送るといった配信を、月ごとに繰り返す形で運用できます。
この記事の要点
- 誕生月は、Shopify管理画面で作成した顧客メタフィールドと、Howdyの会員登録フォームのカスタム項目で取得する
- 誕生月の値を条件にした顧客セグメントを作ると、同じ誕生月のお客様だけをグループとして指定できる
- 顧客タグで誕生月を管理している場合は、customer_tags CONTAINSの条件でセグメントを作れる
- ディスカウントコードは、資格セクションで顧客セグメントを選ぶと、そのセグメントのお客様だけに限定できる
- ディスカウントコード1つにつき、顧客セグメントは最大100個まで設定できる
- クーポンコードは、Shopify Messagingアプリのテンプレートから対象のセグメントへ送付する
誕生月を取得するにはどんな準備が必要ですか?
誕生月は、Shopify管理画面で作成する顧客メタフィールドと、Howdyの会員登録フォームに追加するカスタム項目を組み合わせて取得します。メタフィールドの作成はShopify管理画面、カスタム項目の追加はHowdyの管理画面から行います。
Shopify管理画面の「設定」から「メタフィールドとメタオブジェクト」→「メタフィールドの定義」→「お客様」を選び、「定義を追加する」をクリックして、誕生月を保存するメタフィールドを作成します。ネームスペースとキー(例: custom.birth_month)は、このあとの顧客セグメントの条件でも使うため、作成したとおりの表記を控えておきます。
続けて、Howdyの「会員登録フォーム」で「カスタム項目を追加」をクリックし、作成したメタフィールドに対応する項目を追加します。選択肢の欄には、メタフィールドに登録した値と同じ表記を入力します。数字が半角か全角かが1文字でも異なるとエラーになるため、メタフィールド側の登録内容どおりに入力します。表示ラベル・説明文・必須項目にするかどうかは任意で選べます。
出典: Howdyヘルプ「誕生月を取得して誕生日割引クーポンを発行する方法」
会員登録フォームへのカスタム項目の追加とテーマへの埋め込みは、新しいお客様アカウントに会員登録フォームを設置する手順(Howdy)で説明しています。
誕生月ごとのお客様をグループにするにはどうしますか?
誕生月ごとのお客様は、誕生月の値を条件にした顧客セグメントを作成してグループにします。条件には、メタフィールドの値か、顧客タグのどちらかを使えます。顧客タグを使う場合は、Shopify Flowで誕生月のタグをあらかじめ付けておきます。
Shopify管理画面の「顧客管理」から「顧客セグメント」を選び、「セグメントを作成する」をクリックします。エディタのフィールドに、作成したメタフィールドと誕生月の値を組み合わせた条件(例: metafields.custom.birth_month = '7月')を入力して保存すると、その誕生月のお客様だけのセグメントができます。「クエリを実行」を押すと、条件に一致するお客様の人数と一覧が表示されるため、保存前に対象を確かめられます。
Shopify Flowで誕生月の顧客タグを付けている場合は、customer_tags CONTAINS '7月' という条件でも同じようにセグメントを作れます。customer_tags は顧客タグに基づいてお客様を絞り込むフィルターで、CONTAINS は指定したタグと完全に一致するお客様を対象にする演算子です。タグでは大文字と小文字は区別されません。
顧客セグメントは、「顧客管理」ページの編集画面からも、「セグメント」ページの「セグメントを作成する」からも作成できます。管理画面には、ゼロから条件を組み立てなくても出発点に使えるデフォルトのテンプレートが用意されており、テンプレートを足したあとにフィールドで誕生月の条件を追加する進め方もできます。
出典: Howdyヘルプ「誕生月を取得して誕生日割引クーポンを発行する方法」/Shopifyヘルプ「Shopifyに基づく顧客セグメントフィルター」/「顧客セグメントの作成」
会員登録のタイミングで顧客タグを自動で付けるワークフローの作り方は、Shopify Flowで会員登録後を自動化する方法|タグ付け・メタフィールド更新で紹介しています。
顧客セグメントに限定したクーポンはどう作りますか?
顧客セグメントに限定したクーポンは、Shopify管理画面でディスカウントコードを作成し、「資格」セクションで対象の顧客セグメントを選んで追加すると作成できます。
Shopify管理画面の「ディスカウント」から「ディスカウントを作成する」をクリックし、ディスカウントタイプを選びます。注文の合計金額から割引く場合は「注文の割引」を選びます。クーポンコードを入力したら、「資格」セクションで「顧客セグメント」を選び、先ほど作成した誕生月のセグメントを選んで「追加」をクリックし、保存します。
顧客セグメントを使うと、同様の特徴を持つお客様のグループにディスカウントを提供できます。設定できる数には上限があり、自動ディスカウントは1つにつき最大5個、ディスカウントコードは1つにつき最大100個の顧客セグメントを設定できます。既存のディスカウントの資格をあとから変更する場合も、同じ「資格」セクションの編集画面で顧客セグメントを選び直します。特定のお客様だけを対象から外したいときは、編集画面でそのお客様の選択を解除します。
出典: Howdyヘルプ「誕生月を取得して誕生日割引クーポンを発行する方法」/Shopifyヘルプ「ディスカウントの管理と編集」
都道府県を条件にした顧客セグメントをディスカウントの対象にする手順は、Shopifyで都道府県別に顧客をセグメント化してクーポンを配信する方法|エリア限定施策で説明しています。
作成したクーポンコードはどうやってお客様に届けますか?
作成したクーポンコードは、Shopify純正アプリ「Shopify Messaging」のテンプレートを使って、毎月の誕生月のセグメントのお客様へまとめて送付します。
Shopify Messagingをインストールし、アプリの「テンプレート」から「テンプレート作成」をクリックします。「祝日とイベント」から「誕生日」を選び、先ほど作成したディスカウントを選択してテンプレートを保存します。
「テンプレート」の一覧で作成したテンプレートにチェックを入れ、「メールを作成」をクリックします。宛先には、誕生月のセグメントを選びます。「テスト送信」で内容を確かめたあと「レビュー」を選び、「送信を予約する」ボタンから送信の日時を設定して予約すると、その日時にクーポンコード入りのメールが対象のセグメントのお客様全員に届きます。LINEアプリを使っているお客様には、LINEアプリでの送付もできます。
出典: Howdyヘルプ「誕生月を取得して誕生日割引クーポンを発行する方法」
複数の月のお客様にクーポンを送るには、どうすればいいですか?
複数の月のお客様に送るには、誕生月ごとにセグメントとディスカウントコードを1組ずつ用意し、同じ手順をそれぞれの月について繰り返します。対象にする誕生月が増えるほど、用意するセグメントとディスカウントコードの数も増えます。
誕生月ごとに、メタフィールドの値(または顧客タグ)を条件にしたセグメントと、そのセグメントを資格にしたディスカウントコードを1組ずつ作成します。たとえば7月生まれのお客様向けと8月生まれのお客様向けでは、セグメントの条件とクーポンコードをそれぞれ別に用意します。
セグメントとディスカウントコードを月ごとに用意しておけば、Shopify Messagingのテンプレートと宛先のセグメントを月に合わせて選ぶだけで、毎月の誕生月のお客様に向けたクーポンの配信を繰り返せます。配信が終わった月のディスカウントは、有効期限が切れていない状態でも無効化できます。管理画面の「ディスカウント」からディスカウント名をクリックし、「無効化する」を選ぶと一時的に止められ、無効化されたコードを入力したお客様には、コードに一致する有効なディスカウントが見つからない旨のエラーが表示されます。
翌年も同じ誕生月のクーポンを使う場合は、有効期限が切れたディスカウントを再有効化できます。再有効化すると、ディスカウントのステータスは「有効」に戻りますが、終了日は設定されない状態になるため、次に使う期間の終了日をあらためて設定し直します。
出典: Howdyヘルプ「誕生月を取得して誕生日割引クーポンを発行する方法」/Shopifyヘルプ「ディスカウントの管理と編集」
最後に
誕生月限定クーポンの設定を終えると、次の3つができるようになります。
- 誕生月のメタフィールドと顧客セグメントを組み合わせて、誕生月ごとのお客様をグループにできる
- 顧客セグメントを資格にしたディスカウントコードで、対象のお客様だけが使えるクーポンを作れる
- Shopify Messagingのテンプレートから、誕生月のセグメントへクーポンコードをまとめて配信できる
メタフィールドの値の代わりに顧客タグを使う方法もあるため、すでにShopify Flowで誕生月のタグを付けている場合は、そのタグをそのままセグメントの条件に使えます。セグメントとディスカウントコードは月ごとに作成する設定のため、対象の誕生月を増やすときは同じ手順を繰り返します。
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よくある質問
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誕生月の顧客メタフィールドと顧客セグメント、ディスカウントコードを組み合わせると、誕生月のお客様だけに向けたクーポンの配信を始められます。顧客メタフィールドの作成、会員登録フォームの項目設定、プロフィールページのブロック配置は、Howdyの専任チームが無料で代行します。




