結論: 従来のお客様アカウントから新しいお客様アカウントへ切り替える前に確認するのは、①テーマ内の独自カスタマイズ、②会員登録で取得している項目、③MultipassやSSOの利用、④既存のお客様への案内、⑤切り替え日と30日の切り戻し期間、の5つです。
この記事の要点
- モーダルや別のページに作った独自のログイン画面・登録フォームは、アップグレード前に削除が必要になる場合がある
- 会員登録で取得している項目は、氏名・住所などはShopify項目、誕生日などは顧客メタフィールドで会員登録フォームに用意する
- Liquidの会員ページは新しいお客様アカウントでは使えない。Multipassの既存の連携は、アップグレード後もそのまま使える
- 既存のお客様は登録し直し不要。次回ログインから認証コードになることを案内する
- 30日以内は元に戻せる。アップグレードの前に、管理画面の「URL」欄のURLから新しいお客様アカウントを試す
確認1: テーマに独自のカスタマイズが入っていますか?
従来のお客様アカウントのテンプレートや .liquid コードに加えたカスタマイズのうち、残すものは、アップグレード前に作り直します。Shopifyのアップグレードガイドでは、定期購入管理へのリンクなどのカスタマイズを確認して書き留めるよう案内されています。
確認する場所は次の2つです。
- テーマエディタ: 「オンラインストア」→ 現在のテーマの「カスタマイズ」→「ホームページ」のドロップダウン →「従来のお客様アカウント」で、各テンプレート(お客様アカウント・お客様ログイン・お客様登録など)を確認する
- コード: 「オンラインストア」→ 現在のテーマの横の「…」→「コードを編集」→ 左側のサイドバーの「templates」>「customers」で、各テンプレートのコードを確認する
従来のお客様アカウントのURL(/account/login など)は、テーマ内のハードコードされたリンクも含めて、アップグレード後に新しいお客様アカウントへ自動でリダイレクトされます。モーダルや別のページに独自のログイン画面・登録画面を作っている場合は、アップグレード前にテーマから削除が必要になる場合があります。作り直すカスタマイズは、お客様アカウントに対応したアプリで置き換えます。会員ページでお客様が顧客メタフィールドを編集するブロックと、バナー画像のブロックは、Howdyで用意できます。
出典: Shopifyヘルプセンター「従来のお客様アカウントからお客様アカウントへのアップグレード」/Howdyヘルプ「④【初期設定】プロフィールページ」/Shopify App Store「Howdy 新しいお客様アカウント 新規会員登録フォーム」
確認2: 会員登録で取得している項目は何ですか?
新しいお客様アカウントの標準機能には会員登録フォームがなく、新しいメールアドレスでログインするとお客様プロフィールが自動で作成されます。いまの登録フォームで取得している項目は、会員登録フォームアプリで入力欄を用意して取得します。
| 項目の例 | 新しいお客様アカウントでの保存先 | Howdyでの扱い |
|---|---|---|
| 氏名・電話番号・住所 | Shopifyの顧客情報(標準項目) | 「Shopify項目を追加」で入力欄を置く |
| 誕生日 | 顧客メタフィールド(タイプ: 日付) | 「カスタム項目を追加」で入力欄を置く |
| 利用規約の同意 | 顧客メタフィールド(タイプ: 真または偽) | 必須のチェックボックスにし、規約ページへのリンクを付ける |
| 好みなど、決めた選択肢から選ぶ情報 | 顧客メタフィールド(タイプ: 選択リスト(単一行テキスト)) | プルダウンで選ぶ形にする |
| メルマガの受け取り | Shopifyのメールマーケティングの購読設定 | フォーム内のチェックで取得する |
顧客メタフィールドは、会員登録フォームに追加する前に、Shopify管理画面の「設定」→「メタフィールドとメタオブジェクト」→「お客様」で作成しておきます。顧客メタフィールドの作成とフォームの項目設定は、専任チームが無料で代行します。
設定の手順は新しいお客様アカウントに会員登録フォームを設置する手順(Howdy)にまとめています。
出典: Shopifyヘルプセンター「お客様アカウント」/Howdyヘルプ「①【事前準備】顧客メタフィールドの設定方法」/「住所入力を設定する方法」/「リンクつき利用規約設定方法」/Shopify App Store「Howdy 新しいお客様アカウント 新規会員登録フォーム」
確認3: MultipassやSSOを使っていますか?
Shopify Plusのストアですでに Multipass を使っている場合、既存の連携はアップグレード後もそのまま使え、対応は必要ありません。アップグレード後に管理画面に「マルチパス」の設定が表示されないときは、Shopifyサポートに問い合わせます。
- 独自のシステムからお客様をログインさせる場合、Shopify Plusのストアは、外部IDプロバイダー(自社の認証基盤)を接続してログインできる
- それ以外のプランでは、メールアドレス+認証コード・Shop・Google/Facebookのログインを使う
外部IDプロバイダーでログインする構成では、お客様がアカウントからメールアドレスを変更できない点も、あわせて確認しておきます。
出典: Shopifyヘルプセンター「従来のお客様アカウントからお客様アカウントへのアップグレード」/「お客様アカウント」
確認4: 既存のお客様にはどう案内しますか?
既存のお客様の購入履歴・プロフィール・住所は、そのまま新しいお客様アカウントに引き継がれます。変わるのはログインの方法と会員ページの画面で、次回からパスワードの代わりにメールアドレスに届く6桁の認証コードを入力します。
案内文には、次の3点の事実を入れます。
- ログイン画面でメールアドレスを入力すると、認証コードがメールで届くこと
- パスワードは不要になり、再設定の手続きもなくなること
- 購入履歴とお届け先はそのまま使えること
既存のお客様からも誕生日などの追加情報を集めたい場合は、Howdyの新規会員判定を「顧客タグ」に切り替えます。タグを持たないお客様には次回ログイン時にフォームが表示され、フォームに入力し終わるとタグが付いて、次回からは表示されなくなります。
出典: Shopifyヘルプセンター「お客様アカウント」/「従来のお客様アカウントからお客様アカウントへのアップグレード」/Howdyヘルプ「新規会員判定を使用して、既存の顧客にもログインフォームを出す方法」
確認5: 切り替え日と切り戻しの期限はいつですか?
アップグレードは、新しいお客様アカウントをテストしてから行い、アップグレードから30日以内であれば従来のお客様アカウントに戻せます。「設定」→「チェックアウト」で設定を公開しても、アップグレードまでは、ストアとチェックアウトのログインのリンク先は従来のお客様アカウントのままです。
Shopifyのアップグレードガイドのステップ8とステップ9の流れです。
- 管理画面の「設定」→「お客様アカウント」で「URL」欄のURLをコピーし、ブラウザの新しいタブで開く
- テスト用のお客様アカウントでログインし、認証コードのメールやソーシャルログインなど、提供しているすべてのサインインオプションを試す
- 新しいお客様アカウントをお客様に使ってもらう準備ができたら、「設定」→「お客様アカウント」のページ上部のバナーにある「アップグレード」をクリックする
URLは、お客様アカウントのサブドメインを設定した場合は account.{ストアのドメイン} の形式、設定しなかった場合は https://shopify.com/{ストアID}/account の形式です。
出典: Shopifyヘルプセンター「従来のお客様アカウントからお客様アカウントへのアップグレード」
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よくある質問
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従来のお客様アカウントからの切り替え手順はご相談いただけます。顧客メタフィールドの作成、会員登録フォームの項目設定、プロフィールページのブロック配置は、Howdyの専任チームが無料で代行します。




